国内物流の9割を担うトラック輸送。2030年までに、トラックでの輸送供給量はおよそ3割減少するとされています。一方、輸送需要量は微増。今と同じやり方では、受注したうちのおよそ3割の商品は顧客まで届きません。今から10年もしないうちに、輸送力の争奪戦が始まるのです。
輸送力の争奪戦に勝ち、確実に商品を顧客に届けるには、事前に輸送計画を立て、物流事業者との調整のうえで計画的な出荷を行う必要があります。
荷主企業に忍びよる物流クライシス
輸送力需給ギャップの拡大
納期回答情報を使った運送依頼の新しいスタイル
運送依頼の前倒し
これまで物流業界では、荷主企業からの出荷直前の運送依頼に対応してきました。
しかし輸送力の需給ギャップが拡大していくことから、これからの荷主企業は、受注から運送依頼までの流れの中で、納期回答時から出荷計画を始め、予定の運送依頼を運送事業者と早期共有できるように新たなスタイルを確立する必要があります。
輸送計画の早期提案
日付指定から期間指定へ
これまで、運送依頼は、集荷日・配達日ともに日付指定することが通常でした。
日付指定を取引する荷主企業間で許容できる期間指定に変えることで、運送事業者は荷送人企業および荷受人企業と調整することなく、トラックの空き状況に応じた配送を計画し、集荷日・配達日を決定できるようになります。
中ロット貨物パレット共同輸配送の概要
特長
サービスプロバイダーは、荷主企業間における商流取引が発生した納期回答情報から「物量を予測(フォーキャスト)」し、荷主企業に対し、「納期調整(ネゴシエーション)」を行い、より効率的な輸配送計画を実現します。
物流モデル
期待効果
荷送人企業における期待効果
販売ロット縮小
•1パレットから発送可能となり、販売ロットを縮小できます。
•トラック1台が満載になるまで出荷を待つ必要がないため、商品の出荷スペースを抑制できます。
輸送リソースの調達代行
•最適なトラック輸送モード(中ロット貨物パレット共同輸配送、貸切輸送、小口特積輸送)の調整と選択が不要になります。
•貨物に応じたトラックを探す手間が省けます。
※サービス開始当初は、中ロット貨物パレット共同輸配送のみのご提供となります。
荷受人企業における期待効果
調達ロット縮小
•貸切便から中ロット混載便に切り替えることにより、調達ロットを縮小できます。
まとめて荷受
•各荷送人が手配したトラックによる五月雨納品から、最寄りの集約拠点を活用した一括納品に切り替えることで、商品を一括で受け取ることが可能になります。荷受作業の効率化に貢献します。
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本協議会は、地域物流の実現性を高め、事業化を加速することを目的として、2024年3月末をもって発展的に解散し、その機能を一般社団法人フィジカルインターネットセンターへ移管することとなりました。
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一般社団法人フィジカルインターネットセンター
https://j-pic.or.jp/
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